「猫の妙術」1
こんにちは!
明日から下半期。
暑くて、暑くて、暑くて。
脳みそ溶けそうな頭で、
読書。
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新釈 猫の妙術
ーー武道哲学が教える「人生の達人」への道
佚斎樗山 著 高橋有 訳・解説
本書の親本である『猫の妙術』は、江戸時代の中頃に書かれた「剣術指南本」です。著者である佚斎樗山(いっさい・ちょざん)は下総国関宿(せきやど)藩の久世家に仕えた侍ですが、当時の啓蒙書「談義本」を多く書き、人気を博した人物でもありました。
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主人公の剣術者が、古猫から教えをもらう。
わたしも、
こんなふうに、
この古猫のように、
我を、
我として、
でない境地に。
(ΦωΦ)
お客様の身体を触らせていただくとき、
わたしの心はどこにあればいいのだろう。
奥の奥の奥底のわたしが、
嫌われないように、
振る舞ってしまう。
身体に向き合う作業は、
ときに、
相手の心を無視することだ。
なのに、
「気持ち良かった」
と言われたくて、
身体を無視して、
身体を触っている事に、
気づいているのだろうか、
わたしは。
それで本当に良いのだろうか。
その触り方で、
その押し方で、
その触れ方で。
身体にとって、
本当に良いのだろうか。
問う。
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わたしは知っている。
その触り方も、
その押し方も、
その触れ方も、
すべて、
相手の身体じゃなくて、
心に寄り添ったことを。
嫌われたくなくて。
*
今日はここまで。
「あすてあすて」はベンガル語で
ゆっくりとゆっくりと。
息を吸って、
吐いて、
また吸って、
今日、手があって足もあって、
今日、目が見えることに喜んで。
良き日になれ。
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